個人事業主のブログは何を書けばいい? お客さんの疑問から考える記事テーマ

「集客のためにブログを書いた方がいいと言われたけれど、何を書けばいいの?」

仕事の様子や日々の出来事を書いてみたものの、これでよいのか分からない。更新しようとしても、次の話題が思い浮かばない。そんなことはありませんか。

仕事のブログで迷ったら、お客さんが申し込む前に知りたいことから考えてみましょう。普段聞かれる質問や、初めての人がつまずくことが、記事のテーマになります。

教室、個別相談、制作・サポートなど、個人でサービスを提供する仕事には、実際のやり取りの中に書ける話題があります。

この記事では、テーマの見つけ方、業種別の例、記事にまとめる手順を紹介します。

仕事のブログは、お客さんの判断を手伝うために書ける

ブログを書く目的は、アクセス数を増やすことだけではありません。

サービスを探している人に知ってもらう、利用前の疑問を解消する、仕事の進め方を理解してもらう、といった役割があります。

例えば、初心者向けの教室なら「初回に必要な持ち物」、個別相談なら「相談前に考えをまとめる必要があるか」、オーダー制作なら「どの段階まで希望を変えられるか」が、検討の材料になります。

ただし、ブログを増やす前に、サービスの内容・料金・申し込み方法を確認できるページがあるかも見てください。記事を読んで興味を持っても、その先の案内がなければ検討を進めにくくなります。

案内ページがまだ整っていない方は、ホームページに必要な内容から準備しましょう。

日記も、仕事とのつながりを考えると書きやすい

日々の出来事が、すべて仕事と無関係なわけではありません。

例えば、材料を選びに出かけた話なら、選んだ基準や使い心地を説明できます。教室の準備の話なら、初心者が取り組みやすいように工夫したことを伝えられます。

「出かけました」で終えるか、「お客さんが知りたいこと」に触れるかで、記事の役割は変わります。

人柄や考え方を伝える記事も大切です。すべての記事から申し込みへ誘導しようとせず、その話が読者にとって何の役に立つかを考えてみてください。

記事テーマは、身近な5つの場所から探そう

1.申し込み前によく聞かれる質問

DMやメールで繰り返し聞かれることは、最初の候補になります。

  • 未経験でも利用できるか
  • 何を準備しておけばよいか
  • 料金に何が含まれているか
  • どのメニューを選べばよいか
  • 申し込みから実施・納品までどう進むか

一言で答えられるものは、サービス案内や「よくある質問」にまとめても構いません。理由や具体例まで説明する必要があるものを、記事として取り上げます。

お客さんの質問を引用するときは、個人が分からない形に整理します。やり取りの画面や個別の事情を、そのまま公開する必要はありません。

2.初めての人が迷うことや、間違えやすいこと

提供する側には当たり前でも、初めての人には分からないことがあります。

例えば、オンライン相談の接続準備や、制作を依頼するときに伝える情報、レッスン前に道具を購入してよいかなどです。

「先に知っていれば困らなかった」と思える情報は、ご自身の仕事に関わる経験から書きやすいテーマです。

3.選び方や、向いている人の違い

お客さんは、複数のサービスや方法を比べている場合があります。

個別とグループ、単発と継続、既製品とオーダーなど、それぞれの違いを説明できます。

一方を一律にすすめるより、どんな希望ならどちらが合うかを示しましょう。ご自身のサービスで対応できない範囲も分かると、読者が判断しやすくなります。

4.仕事の進め方と、その理由

制作の工程、ヒアリングで聞くこと、レッスンで大切にしていることなども候補になります。

作業を並べるだけでなく、「なぜその工程が必要か」「お客さんには何を準備してほしいか」を添えると、利用前の理解につながります。

公開できる事例があれば、依頼時の課題と対応を具体的に説明してもよいでしょう。掲載の許可と守秘の範囲を確認し、成果を誇張しないことが前提です。

5.検索で使われている言葉

Search Consoleを利用している場合は、サイトがどのような言葉で検索結果に表示されているかも、テーマを見直す手がかりになります。

ただし、表示された言葉すべてを記事にする必要はありません。ご自身のお客さんに関係があり、経験や知識から答えられる疑問を選びます。

同じ疑問に答える記事がすでにあるなら、新しい記事を増やすより、既存の記事に不足する説明を加える方法もあります。

検索との関係は、個人事業主のSEO入門で確認できます。

教室・個別相談・制作サービスの記事テーマ例

次の表は、テーマを考えるための例です。検索数を調査したキーワード一覧や、集客効果を確認した成功事例ではありません。

仕事記事タイトルの例答える疑問
教室初めての洋裁教室、道具はどこまで必要?参加前に購入するものはあるか
教室個人レッスンとグループレッスンの違い自分に合う受講方法はどちらか
教室体験レッスン当日の流れと、よくある質問当日、何をするのか
個別相談オンライン相談を受ける前に準備しておきたいこと接続や資料の準備が必要か
個別相談相談したいことがまとまっていなくても大丈夫?曖昧な悩みでも相談できるか
個別相談単発相談と継続サポート、どちらを選ぶ?支援の範囲や期間はどう違うか
制作サービスオーダー制作を頼むときに伝えてほしい5つのこと注文前に何を決めればよいか
制作サービスオーダー品の料金が変わる理由材料や仕様で金額が変わるのはなぜか
制作サービス制作途中で変更できること・できないこと希望の修正はいつまで可能か

実際の記事では、ご自身のルールに沿って答えてください。「相談がまとまっていなくても大丈夫」と書くなら、実際にその状態で受け付けられることが必要です。

最初に書く記事は、3つの基準で選ぼう

候補を集めたら、次の点を確認します。

  1. 実際のお客さんや、想定するお客さんが知りたいことか
  2. 自分の経験・知識・確認できる情報で答えられるか
  3. 既存の案内や記事に、不足している内容か

最初の一本には、実際に何度も聞かれ、答えも整理できている質問が向いています。

例えば「教室の選び方をすべて解説する」より、「体験前に道具を買う必要はあるか」の方が、答える範囲を絞れます。

近い内容の短い記事を何本も作る必要はありません。「体験の持ち物」と「体験前に買う道具」がほぼ同じ話になるなら、一本で説明した方が読みやすい場合があります。

質問を記事にする、5つの手順

1.誰の、どの疑問に答えるかを一つ決める

「初心者向け」だけでなく、「初回参加を考えていて、道具の購入で迷っている人」のように、場面まで決めます。

2.先に答えを書く

例えば、ご自身の教室で道具を貸し出しているなら、「体験では道具を貸し出すため、事前の購入は不要です」と最初に答えます。

条件があれば、その場で添えましょう。読者を最後まで引っ張らず、まず疑問を解消します。

3.理由と具体例を加える

なぜ購入を急がなくてよいのか、当日は何を使うのか、続ける場合に何を選ぶのかを説明します。ご自身の提供内容に即した説明が、一般論との差になります。

4.例外や注意点を説明する

貸し出せないものや、持参してよいものなど、必要な条件を補います。すべての教室に共通するルールのように書かず、自分の教室の案内であることを明確にしましょう。

5.必要な人を、次の案内へつなぐ

体験を検討する人なら、日程や料金、申し込み方法が分かるページへ案内します。

例えば「当日の内容や料金は、体験レッスンの案内で確認できます」と書き、該当ページへリンクします。関係の薄い記事から、無理に申し込みへ誘導する必要はありません。

リンク先の案内を作る場合は、サービス案内ページの書き方を参考にしてください。

更新回数や文字数より、疑問に答えられているかを確認する

仕事と並行して書くなら、継続できる作業量にすることも大切です。

Googleは、検索で優先する固定の文字数はないと説明しています。字数を満たすために話を広げるより、読者が必要な答えを得られるかを確認しましょう。

参考:Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」

公開前には、次の項目を見直します。

  • タイトルで約束した疑問に、本文で答えているか
  • 説明だけでなく、自分の仕事に即した具体例があるか
  • 料金や条件が、現在のサービス案内と一致しているか
  • 分からないことを、確認せず断定していないか
  • 個人情報や、許可のない写真を載せていないか
  • スマホで読めて、必要なリンクが開くか

検索上位の記事を言い換えるだけでは、ご自身に依頼する前の疑問が解消されるとは限りません。実際に説明していることや、提供する際の工夫を、公開できる範囲で加えてみてください。

公開した記事は、日々の案内にも使おう

記事は、検索から見つけてもらうのを待つだけでなく、日々のやり取りにも使えます。

関連する質問を受けたときにURLを送り、Instagramでは記事の要点を紹介して、詳しい説明へ案内する方法があります。

紹介するときは「ブログを更新しました」だけでなく、「初めて参加するとき、道具を買うべきか迷う方へ」のように、誰の疑問に答えているかを伝えましょう。

公開後に新しい質問を受けたら、既存記事への追記も検討します。サービス内容や料金が変わった場合は、関連する記事も確認してください。

役割の分け方は、Instagramとホームページの使い分けで説明しています。

まずは、最近聞かれた質問を3つ書き出してみよう

記事のテーマは、特別な出来事からしか生まれないものではありません。普段の質問や説明にも、お客さんが知りたいことが含まれています。

最近聞かれた質問を、まず3つ書き出してみてください。まだお客さんがいない場合は、想定する相手が利用前に確認したいことを考え、質問の仮説としてメモします。実際に聞かれた話として書く必要はありません。

その中から、一つの疑問に答え、理由と具体例を説明できるテーマを選びましょう。

すでに記事は読まれているのに連絡につながらない場合は、ホームページから問い合わせが来ないときの確認点も参考にしてください。

サービス案内や原稿の整理からホームページを作りたい方は、テクラボのホームページ制作案内をご覧ください。

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