「ホームページを作るなら、最初からおしゃれなデザインにしたい」
参考になるサイトを探して、好きな色や写真を選ぶ。ホームページづくりでは、見た目から考え始める方もいると思います。
その前に、一度確認してみてほしいことがあります。
誰に、どんなサービスを、どこまで提供するのか。それを、初めて見る人に分かる言葉で説明できるでしょうか。
僕は、ホームページづくりでは、伝えたい内容を言葉にすることが出発点になると考えています。その内容を読みやすく、見つけやすく、利用しやすい形にするために、デザインを考えます。
この記事では、個人で教室や相談、制作・サポートなどの仕事を営む方に向けて、文章とデザインをどのように組み合わせれば、サービスが伝わるホームページになるのかを説明します。
Webデザインで考えたいのは、お客さんに伝わるかどうか
ホームページを訪れる人には、知りたいことがあります。
自分も利用できるサービスなのか。何をしてもらえるのか。料金はいくらか。どんな人が対応し、どうすれば申し込めるのか。
初めての人がそうした情報を確かめられるように、見出しや文章、写真、ボタンなどを組み合わせて案内を作ります。
例えば、料金が分かりやすい場所にまとまっていること。スマートフォンでも説明を読めること。申し込みたいと思ったとき、次の行動が分かること。これらも、Webデザインで考える内容です。
見た目の印象も大切ですが、初めてのお客さんが、ご自身のサービスを理解して判断できるか。その視点を持って、載せる内容と見せ方を考えてみましょう。
文章を考えることは、サービスの中身を整理すること
「文章が大切」と聞くと、気の利いたキャッチコピーや、読む人を引き込む長い説明が必要だと感じるかもしれません。
でも、その前に確認しておきたいのは、仕事の基本的な情報です。
| 整理すること | 言葉にしておきたい内容 |
|---|---|
| 誰に向けたサービスか | 対象者、経験の有無、利用できる条件 |
| 何を提供するか | 内容、進め方、利用する人が受け取れるもの |
| どこまで対応するか | 含まれる作業やサポート、対象外のこと |
| 料金はいくらか | 金額、料金に含むもの、別料金になるもの |
| 誰が提供するか | 経験、経歴、仕事で大切にしていること |
| どう申し込むか | 連絡方法、必要な情報、その後の流れ |
例えば、料金を「5,000円」とだけ書いても、何の料金か分からない場合があります。1回あたりなのか、材料費を含むのか、追加の支払いがあるのかによって、受け取り方が変わるからです。
こうした情報が決まっていないと、文章を書くときにも、料金表を作るときにも迷います。
文章を考える時間は、自分のサービスを初めての人へ説明できる状態にする時間でもあります。
載せる情報を一つずつ確認したい方は、ホームページに載せる内容も参考にしてください。
抽象的な言葉を、利用する場面が分かる説明にする
「丁寧に対応します」「一人ひとりに寄り添います」「初心者も安心です」。
仕事への姿勢を表す言葉ですが、それだけでは、実際に何をしてもらえるのかまでは分かりません。
普段の対応をもう少し具体的に説明すると、お客さんが利用する場面を想像しやすくなります。
| 抽象的な説明 | 具体的にした説明の例 |
|---|---|
| 初心者にも丁寧に教えます | 最初に道具の持ち方を確認します。分からないところは、講師が手元を見ながら説明します。 |
| 気軽に相談できます | 依頼内容が決まっていなくても、現在困っていることからお聞かせください。 |
| オーダーメイドで制作します | 使用する場面や希望する大きさを伺い、制作する内容と料金をご案内します。 |
これは説明のための架空の例です。ご自身が実際に提供している内容に合わせて書いてください。
大切なのは、良さそうに見える言葉を足すことではありません。自分が普段どのように対応しているのかを、相手が分かる形で説明することです。
「特別な強みがない」と感じる方も、お客さんによく聞かれることや、喜ばれた対応から振り返ってみてください。言葉にできていなかった特徴が見つかるかもしれません。
整理する手がかりは、自分の強みを整理するための記事でも紹介しています。
デザインは、文章や写真を伝わる形に組み立てる
説明する内容が見えてくると、どのように見せるかも考えやすくなります。
例えば、料金に複数のプランがあるなら、違いを比べられる表を作る。利用までの流れが分かりにくいなら、順番に並べて見せる。文章だけでは伝わりにくい会場や作品の様子は、写真で補う。
ここで、文字の大きさ、余白、色、配置、写真、ボタンの位置などが役立ちます。
どれほど詳しく説明していても、文字が小さすぎたり、どこを読めばよいか分からなかったりすれば、内容を確認しづらくなります。サービスの雰囲気や作品の質感など、写真が伝える情報もあります。
文章、写真、見せ方、操作のしやすさ。それぞれの役割を考えて、一つの案内にしていきましょう。
写真を選ぶときは、サービスの魅力が伝わる写真の選び方も参考にしてください。
完成した文章がなくても、制作の相談はできる
文章から考えるといっても、完成した原稿を一人で書き上げてから、制作を依頼しなければならないわけではありません。
最初は、仕事内容や料金、お客さんから聞かれることを、箇条書きでまとめるところからでも始められます。
進め方の一例は、次のとおりです。
画面にしてみると、説明が長すぎることに気づくかもしれません。逆に、写真だけでは条件が分からず、文章を補いたくなる場合もあります。
最初に伝える内容を整理し、その後も文章とデザインを行き来しながら調整する。そう考えると、原稿も見た目も、少しずつ具体的にできます。
制作を依頼する際は、情報整理や原稿の作成をどこまで相談できるか、作業範囲と費用を確認してください。
説明できることと、見つけてもらうことは分けて考える
ここまで、文章や掲載情報の大切さを説明してきました。ただ、文章を整えれば、必ずアクセスや申し込みが増えるということではありません。
サービスを判断するための情報を用意することに加えて、必要としている人にページを知ってもらうことも考えます。料金や利用条件、申し込み方法など、文章の表現だけでは決まらない条件も確認します。
反応がない場合は、「文章が悪い」とすぐに決めず、見てもらえているのか、読んだ人がどこで迷っているのかを分けて確認しましょう。
点検する項目は、ホームページから問い合わせが来ないときの確認点にまとめています。
あなたの仕事を、言葉にするところから
ホームページは、初めてのお客さんが、ご自身の仕事を知る場所になります。
その人に何を伝えたいのか。何を確認してから申し込んでほしいのか。まずは、それを言葉にするところから始めてみてください。
僕が文章を大切にしているのは、そこに、あなたの仕事の内容や考え方が表れるからです。その言葉と写真を、読みやすく、伝わりやすい形に組み立てる。テクラボでは、そうしたホームページづくりをお手伝いしたいと考えています。
文章がまとまらない方も、制作先に何を伝えればよいか分からない方も、仕事の強みや掲載内容を一緒に整理する相談をご覧ください。デザイン・制作を別の会社へ依頼する場合もご相談いただけます。

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