「ホームページを作ることは決めた。でも、何を書けばいいのだろう」
自己紹介や写真を用意しても、それだけで仕事の案内がそろうわけではありません。初めて訪れた人は、何を頼めるのか、料金はいくらか、自分が利用できるのかを確かめようとしています。
まずは、依頼するかどうかを判断するための情報をそろえましょう。
この記事では、個人で教室・相談・制作やサポートを行う方に向けて、載せる内容と掲載順を整理します。
まずそろえたい八つの情報
| 情報 | 読み手が確認したいこと |
|---|---|
| 仕事の概要 | 誰に何を提供する人か |
| サービス内容 | 何をしてもらえ、何が含まれるか |
| 提供者の紹介 | どんな人が、どう進めるか |
| 料金 | 支払額、見積もり条件、追加費用 |
| 実施条件 | 日時・場所・期間・必要な準備 |
| よくある質問 | 自分の状況でも利用できるか |
| 依頼方法 | どこから申し込み、その後どうなるか |
| 変更などの条件 | 日程変更、キャンセル、追加依頼への対応 |
8つのページを必ず作る、という意味ではありません。一つのサービス案内にまとめても構いません。大切なのは、必要な情報が見つかる状態にしておくことです。
① 冒頭で「誰に、何を提供するか」を伝える
サイト名や雰囲気のよい写真だけでは、仕事の内容が伝わらないことがあります。最初に、対象者と提供内容を短く書きましょう。
次は架空の例です。
「あなたらしく輝く」といった言葉を使う場合も、何の仕事なのかが分かる説明を添えましょう。
② サービス内容と、含まれないことを書く
実際に行う作業、当日の流れ、お渡しするものを示します。
教室なら、学ぶこと、作るもの、持ち帰れるもの。相談なら、扱うテーマ、進め方、終了後の資料。制作なら、数量、納品形式、修正の範囲などです。
「何でも相談できます」と書くより、具体的に何を頼めるのかが分かる説明にしましょう。対応しないことや、別料金になる作業も、関係する箇所に書いておきます。
詳しい説明のページがある場合も、トップページには短い概要とリンクを置きます。詳しく知りたい人が、迷わず進めるようにしておきましょう。
③ 提供者の経験と、進め方を紹介する
名前、仕事内容、関連する経験、仕事への姿勢をまとめます。肩書きや経歴の長さだけでなく、どんな対応をしてくれる人なのかも、お客さんにとっては大切な判断材料です。
たとえば「丁寧な相談」と書くなら、事前にテーマを確認するのか、途中で認識を合わせるのかなど、実際の行動を具体的に書きましょう。
実績や資格は事実を確認したうえで載せ、見本として作ったものは実際の案件と区別します。詳しくはプロフィールの書き方で整理できます。
④ 料金は、条件とセットで案内する
同じ金額でも、含まれるものによって内容は変わります。
| 提供方法 | 料金と一緒に載せること |
|---|---|
| 教室 | 一人の支払額、材料・道具代、定員 |
| 個別相談 | 時間、資料の有無、延長や追加質問の条件 |
| 制作 | 制作物、数量、修正回数、追加作業 |
| 継続支援 | 月内の対応範囲、期間、超過時の扱い |
見積もりが必要な仕事では、見積もりに必要な情報と、金額が決まるまでの流れを書きます。「○円から」と表示する場合も、その金額でできる範囲と、増額になる主な条件を示しましょう。
⑤ 日時・場所・期間・準備を、提供方法に合わせて書く
対面なら、利用できる地域や交通手段、開始時間、持ち物を示します。自宅などの詳しい住所を個別にお伝えする場合でも、事前に通えるかどうか判断できる情報は必要です。
オンラインなら、使う方法、必要な機器や資料、接続の案内を送るタイミングを伝えましょう。
制作や代行なら、依頼から着手までの目安、納期の決まり方、事前に提供してもらう資料を整理します。資料がそろう時期によって納期が変わる場合は、その条件も説明してください。
⑥ よくある質問は、実際の迷いに答える
質問の数を増やすことが目的ではありません。問い合わせで繰り返し聞かれたことや、案内を読んでもらって見えてきた疑問を材料にしましょう。
都合のよい回答を作るのではなく、実際の提供範囲に合わせて答えます。
⑦ 依頼方法は、送信後まで説明する
ボタンの言葉は「こちら」ではなく、「空き日程を確認」「相談内容を送る」「見積もりを依頼」など、その先で何ができるのかが分かるものにしましょう。
送信後の受付、返信、日程調整、支払い、正式な依頼になるタイミングも案内します。問い合わせただけで契約になるような誤解を避けるため、相談と正式な依頼は区別して伝えてください。
フォームで個人情報を入力してもらう場合は、利用目的の説明や、プライバシーポリシーへの案内も用意します。
⑧ 日程変更やキャンセル、追加依頼の条件も確認できるようにする
変更するときの連絡先、期限、費用が発生する場合の条件、提供者側の都合で中止する場合の対応などを整理しておきます。制作の場合は、仕様変更や追加修正の扱いも関わってきます。
別ページにまとめる場合も、申し込む前に読める場所から案内しましょう。業種や契約方法によって、必要な表示は異なります。このチェックリストだけで足りると考えず、ご自身の提供形態に合わせて確認してください。
料金などを早く知りたい人のために、冒頭に基本情報をまとめても構いません。大切なのは、読む人が必要な情報にたどり着けることです。
まずは一つのサービスを選んで、足りない情報を書き足してみてください。文章の上手さよりも、初めてのお客さんが判断できるかどうかを基準に整えていきましょう。

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