「ホームページを作ったら、SEOも必要と言われた。でも、何をすればいいの?」
難しい設定や、毎日のブログ更新を思い浮かべて、身構えてしまうかもしれません。でも、まずは自分のサービスを探している人に、必要な情報が伝わる状態を整えるところから始めれば大丈夫です。
SEOは、検索エンジンがページの内容を理解し、人が検索結果から自分に合うページを見つけやすくするための取り組みです。検索順位や申し込みを保証するものではありません。
この記事では、個人で教室、相談、制作・サポートなどを行う方に向けて、ページの準備と公開後の確認方法を整理します。
① お客さんが、どんな場面で検索するか考える
最初から、人気のある言葉をたくさん入れる必要はありません。依頼を考えている人の状況を想像してみましょう。
以下は考え方を示すための検索語句の例です。検索数や上位表示のしやすさを調査した結果ではありません。
| 提供方法 | 検索する言葉の例 | ページで答えたいこと |
|---|---|---|
| 地域の教室 | ○○市 刺しゅう教室 初心者 | 場所、対象者、日程、料金 |
| オンライン相談 | サービス紹介文 相談 | 相談できること、方法、料金 |
| 制作サービス | 個人事業主 ホームページ 原稿作成 | 対応範囲、原稿がない場合の進め方 |
対面で地域が限られる仕事と、全国から受け付けるオンラインの仕事とでは、必要な案内が違います。オンラインのサービスに、不自然に地名を繰り返す必要はありません。
まずは一つのサービスを選び、「誰が、何に困り、何を確認したくて探すのか」をメモしてみてください。
具体的な話題に迷ったら、個人事業主のブログの記事テーマの見つけ方で、よくある質問から一本の記事にする手順を確認できます。
② ページのタイトルで、内容と対象者を伝える
「サービス案内」「自分らしい毎日へ」だけでは、検索結果を見たときに、何のページなのか分かりにくいことがあります。
実際の内容に合うなら、たとえば次のように具体的にできます。
これらはあくまで例です。提供していない内容を入れたり、検索語句を不自然に並べたりするのは避けましょう。
Googleの検索結果に表示されるタイトルは、設定した文言がそのまま使われるとは限りません。ページの内容と、タイトル・大見出しの意味をそろえておくことが大切です。
③ 案内ページで、依頼前の疑問に答える
ブログ記事を増やす前に、サービス自体の説明が足りているかを確認しましょう。
教室なら参加者、制作なら依頼者が、どこで迷いそうかを考えてみてください。よく聞かれる質問は、記事や案内ページを直すための材料になります。
ほかの人の説明を言い換えるだけでなく、実際の手順、対応範囲、許可を得て掲載できる実例など、ご自身の仕事に基づいた情報を加えましょう。
④ 関連ページを、行き先が分かる言葉でつなぐ
プロフィールからサービス案内へ、サービス案内から料金や依頼方法へ、関連する記事同士へ。必要な情報へ進めるリンクを用意しておきます。
リンクの言葉は「こちら」だけにせず、「サービス内容と料金を見る」「初めての依頼の流れ」など、何を確認できるのかが分かるものにしましょう。
すべての記事に同じリンクを大量に置くより、そのページを読んだ人が次に知りたくなりそうな内容を案内するほうが親切です。
⑤ スマホで読めて、受付先まで進めるか確認する
検索から訪れた人が、文字を読めない、料金が見つからない、フォームも使えないとなると、依頼を検討しにくくなってしまいます。
文字や画像がはみ出していないか、メニューとボタンが押せるか、申し込み先まで進めるかを確認しましょう。フォームは、送信完了の表示だけでなく、運営側に通知が届くところまで試してください。
見た目や操作の改善が、そのまま検索順位の上昇を保証するわけではありません。それでも、利用する人が必要な情報を確認できるかという観点で、大切な作業です。
公開後は、Google Search Consoleで状況を確認する
Search Consoleでは、自分のサイトがGoogle検索でどう表示されているかを確認できます。
最初は、検索パフォーマンスのレポートで、表示回数、クリック数、検索語句、対象ページを見てみましょう。これらは検索上の状況であり、問い合わせ数や売上そのものではありません。
検索に出ない場合は、URL検査で状態を確かめる
URL検査では、対象ページのインデックス登録状況などを確認できます。インデックスとは、Googleがページの情報を検索に使えるよう登録することです。
公開設定や登録の状態を確かめる手がかりになりますが、登録をリクエストすれば必ず掲載されたり、上位に表示されたりするわけではありません。
数字が出てきたら、仮説を立てて見直す
| 見えている状況 | 確認すること |
|---|---|
| 表示が少ない | 登録状態、ページ内容、対象語句との関係、公開からの期間 |
| 表示はあるがクリックが少ない | 検索語句とタイトル・内容が合っているか、掲載位置はどうか |
| クリックはあるが問い合わせが少ない | 対象者、内容、料金、受付の分かりやすさ |
| 同じ質問が多い | 案内に不足があるか、見つけにくくなっていないか |
この表は、原因を断定するものではありません。たとえばクリックが少ない理由は、タイトルだけでなく、掲載位置や検索意図などにも関係します。データが少ないうちは、一日の変動だけで結論を出さず、期間を見ながら確認しましょう。
何をいつ直したのかを記録しておくと、その後の変化を検討しやすくなります。ただし、複数の要因が同時に変わることもあるため、変更と成果の関係をすぐに決めつけないことも大切です。
SEOの効果が出る日数は、一律には決められない
Google公式でも、変更が反映されるまでには時間がかかり、目に見える変化が必ず生じるとは限らないと案内されています。
「何日で上位に出る」と決めつけず、公開・登録の状態、実際の検索語句、問い合わせから分かったことを手がかりに、少しずつ整えていきましょう。
新しい記事を書くときも、同じ内容を増やすのではなく、お客さんがまだ確認できていない疑問に答える記事を考えてみてください。
まとめ:最初に取り組むことを5つに絞る
検索で見つけてもらう準備と、見つけた人が依頼を判断できる案内。その両方を、できるところから整えていきましょう。
アクセスがあっても相談につながらない場合は、問い合わせが来ないときの7つの確認点から、サービス案内と申し込み方法を点検してみてください。

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