「Instagramをやっていれば、ホームページはいらないのでは?」
教室や個別相談、制作・サポートなどの仕事をしていると、一度は考えることがあると思います。
投稿を見た人から問い合わせが来るなら、さらにホームページを作る必要があるのか、迷いますよね。制作費もかかりますし、更新する場所も増えます。
Instagramを中心に集客できているなら、急いで大きなホームページを作る必要はありません。ただし、お客さんが内容や料金、申し込み方法を確認しにくいなら、案内をまとめる場所を用意する意味があります。
この記事では、Instagramとホームページの役割を整理し、ご自身の仕事では何を用意するとよいかを考えます。
Instagramだけで集客できるかは、申し込みまでの流れで考える
フォロワーが何人になったらホームページを作る、という決まった基準はありません。
大切なのは、興味を持った人が必要な情報を確認し、無理なく申し込めることです。
例えば、一つの教室だけを運営していて、レッスン内容・料金・開催日・場所・予約方法がすぐ分かるように案内できているなら、Instagramと予約ページの組み合わせで対応できる場合があります。
一方、次のような状況なら、案内の仕方を見直す余地があります。
この場合の課題は、投稿回数が少ないこととは限りません。申し込む前に必要な情報が、まとまっていない可能性があります。
まず「人に知ってもらえていないのか」「知った人が申し込み前に迷っているのか」を分けて考えましょう。
Instagramとホームページは、役割を分けると運用しやすい
どちらでも写真や文章を掲載できますし、検索から見つかる可能性もあります。できることが完全に分かれているわけではありません。
そのうえで、一人で運用するなら、次のように役割を決めると情報を整理しやすくなります。
| 伝えたいこと | Instagramでの扱い方 | ホームページでの扱い方 |
|---|---|---|
| 雰囲気や人柄 | 日々の様子、考え方、制作過程などを紹介する | プロフィールや大切にしていることをまとめる |
| サービス内容 | 一つの特徴や利用場面を取り上げる | 対象者、内容、提供範囲をまとめる |
| 料金や条件 | 募集のお知らせなどで必要な金額を示す | 現在の料金、追加費用、利用条件を確認できるようにする |
| 申し込み | 興味を持った人を案内先へ誘導する | 手順を説明し、フォームや予約ページにつなぐ |
| よくある質問 | 一つの疑問に答える投稿を作る | 申し込み前に確認できるよう一覧にする |
例えばInstagramで「初めてでも参加しやすいレッスンの様子」を紹介し、詳しい内容と料金はサービス案内ページへつなぐ、という使い方です。
Instagramでは興味を持つきっかけを作り、ホームページでは検討に必要な情報を確認してもらう。 この分担を出発点にすると、同じ内容をすべての場所に書き直す負担を減らせます。
ホームページが役立つのは、こんな場面
料金・対象者・利用条件を、まとめて伝えたい
申し込みを考えている人は、写真の雰囲気だけでなく「自分でも利用できるか」を知りたいものです。
教室なら、初心者でも参加できるか、何歳から受講できるか、道具は必要か。個別相談なら、どんな悩みに対応するか、オンラインで受けられるか。制作サービスなら、何をどこまで頼めるかが判断材料になります。
こうした情報を一つの案内にまとめると、過去の投稿を何件も探してもらう必要が減ります。
料金だけを大きく見せるより、含まれる内容と、別途費用がかかる条件を一緒に示しましょう。
案内に必要な項目は、個人事業主のホームページに載せる内容で整理できます。
同じ質問への返信を繰り返している
「料金はいくらですか」「どうやって申し込めますか」と毎回聞かれるなら、質問が多い項目を案内ページに追記してみましょう。
返信でURLを送れば、相手も後から読み返せます。説明を省略するというより、確認しやすい資料を渡す感覚です。
ただし、ページがあっても個別の質問がなくなるわけではありません。一般的な案内はページで確認してもらい、その人の状況に応じた相談は直接やり取りすると、対応を分けやすくなります。
紹介された人に、仕事の全体像を伝えたい
知人から紹介してもらうとき、Instagramだけでは、どの投稿を見れば仕事が分かるか伝えにくいことがあります。
サービス内容、提供する人、料金、問い合わせ先がまとまったページなら、「詳しくはこちら」と一つのURLで案内できます。名刺やチラシの案内先としても使えます。
「ホームページがあるから信用される」とまでは言い切れません。信頼の判断材料になるのは、誰が、何を、どんな条件で提供するのかが具体的に分かることです。
検索でも見つけてもらえるようにしたい
例えば、地域名と教室の種類で探す人や、困りごとの解決方法からサービスを探す人もいます。
そうした人の疑問に答えるページを用意すれば、Instagram以外から知ってもらう入口を作れる可能性があります。
ただし、ホームページを公開すれば自動的に検索上位に出るわけではありません。Googleも、検索結果への表示は保証されないと説明しています。
参考:Google 検索セントラル「Google の検索エンジンの仕組み」
まずはSNSや紹介から案内できる状態を作り、検索については個人事業主のSEO入門を参考に少しずつ整えましょう。
Instagramと予約ページで十分な場合もある
次の条件がそろっているなら、当面は今の案内方法を整えるところから始めてもよいでしょう。
すでに予約ページに内容も料金も載っているなら、同じ情報を載せるためだけに、別のサイトを急いで増やす必要はありません。
今あるページで足りない情報を補い、実際に困っていることが出てからホームページを検討する方法もあります。
無料サービスから試したい方は、個人事業主のホームページは無料で作れる?も参考にしてください。
併用するなら、まず一つのサービス案内を作ろう
最初から何ページものサイトや、毎週更新するブログを用意する必要はありません。
まずは、主に案内したいサービスについて、次の項目を一つのページにまとめます。
構成に迷ったら、サービス案内ページの書き方を使って原稿を整理してください。
教室・個別相談・制作サービスでの使い分け例
以下は、役割を分けるための例です。実際の成功事例や成果を示すものではありません。
| 仕事 | Instagramで紹介すること | 案内ページにまとめること |
|---|---|---|
| 少人数の教室 | レッスンの雰囲気、取り組む内容 | 対象者、料金、開催場所、持ち物、予約方法 |
| オンラインの個別相談 | 考え方、よくある悩みへの回答 | 相談できる範囲、時間、料金、実施方法、申し込み手順 |
| オーダー制作 | 作品、素材の選び方、制作過程 | 注文できる範囲、価格の目安、納期の考え方、相談の流れ |
作品写真やお客さんの声を使う場合は、掲載の許可や公開する範囲も確認しましょう。
Instagramから案内するときは「リンク先で分かること」を伝える
ページを作ったら、Instagramのプロフィールから進める案内先に設定し、スマホで実際に開いて確認します。リンクをいくつも並べる場合も、初めての人が選べる名前を付けましょう。
「ホームページはこちら」だけでなく、次のように書くと、開いた先で何が分かるかを伝えられます。
投稿でも、取り上げた話題に関係する案内先を示します。作品紹介ならオーダー案内、体験レッスンの紹介ならレッスン案内につなぐ、という考え方です。
ただし、お客さんに必要な情報をすべてリンク先へ追いやる必要はありません。募集の対象や日程、料金など、投稿の内容を判断するために必要な情報は、その場でも分かるようにします。
金額や条件は、両方で食い違わないようにする
ホームページを最新にしても、Instagramに古い募集内容が残っていると迷わせることがあります。
募集が終了した投稿には終了したことを追記するなど、今も有効な案内かを分かるようにしましょう。料金や提供条件を変更するときは、関連する案内先も一緒に確認します。
併用した後は、フォロワー数以外も見てみよう
フォロワー数や「いいね」が増えたかだけでは、仕事につながっているかは分かりません。
最初は、複雑な分析をしなくても、問い合わせの記録から確認できます。
可能なら、申し込み時や会話の中で、負担にならない範囲で聞いてみてください。
「料金を聞かれる回数が減った」「内容を理解したうえで相談してもらえた」という変化も、案内を整える意味のある成果です。
運用する場所を増やしすぎて、本業に使う時間がなくなっては続きません。日々のお知らせはInstagram、基本のサービス案内はホームページ、と更新する内容を決めておきましょう。
お客さんが迷っている場所から整えよう
Instagramだけで足りるかは、ホームページを持っている人の多さではなく、ご自身のお客さんの動きから考えられます。
まずは、初めて来た人のつもりで、今のプロフィールや案内先を開いてみてください。
「自分が利用できるか」「いくらかかるか」「どう申し込むか」が分かるでしょうか。
分かるなら、その案内を活かせます。分かりにくいなら、不足している情報をまとめるところから始めましょう。
作る範囲や費用から考えたい方は、個人事業主のホームページ制作費用をご覧ください。
原稿の整理から制作まで相談したい方は、テクラボのホームページ制作案内で対応内容を確認できます。

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